チェコのお土産!スーパーで買える手頃なお土産<お酒編>

2021年10月23日

お酒好きな人にとってチェコは色んなお酒を楽しめる最高な国だと思います。
今回はどの町にもあるスーパーで買えるおススメのお土産、<お酒編>を紹介していきます。

<ビール (PIVO)>
チェコ語でビールはPIVO(ピヴォ)
チェコがビール大国だと言うことはご存知でしょうか?
ビールというとドイツやベルギーをイメージする人も多いかもしれませんが、ビール消費量世界一はチェコ。
チェコはビール大国であり、ビール好きな方にとっては「天国はここにあったのか!」と感じることでしょう。チェコに滞在中は色んなレストランや飲み屋でビールを味わえますが、お土産にビールを買って日本でも飲みたい!と思う方も多いようですね。スーパーには種類豊富にビールが並んでいます。チェコのビールは種類が豊富すぎるという嬉しい悲鳴が聞こえてきそうです。
ただ、チェコのピルスナーウルケルやブドヴァルなどのビールは日本でも購入できるので、せっかくなら日本で入手しにくいビールがおススメです。

ヤギの絵で有名なKozel(コゼル)はチェコ人にもよく飲まれているビールで、私自身もよく飲むビールの1つです。大きなスーパーに行くとビールがズラーっと並んでいるので、特にこれといったこだわりのビールがない場合はラベルでビールを選ぶのもいいかもしれませんね。
チェコのスーパーでは瓶ビールがよく並んでいます。缶より瓶の方が種類も豊富ですが、お土産にするなら瓶よりも缶の方が持ち運びがラクかもしれません。

<ワイン(Víno)>
チェコはビールだけではなくワインも美味しいという酒飲みにはたまらない国です。チェコ語でワインはVíno(ヴィーノ)そもそもチェコってワインを作っているの?と思う方も多いかもしれませんね。そうなんです、チェコではワインを作っているんですよ。チェコワインのほとんどはモラヴィア地方で作られており、白ワインが主流です。ヨーロッパではドイツやイタリア、フランス、ハンガリーなどのワインがよく知られていますが、チェコのワインを侮るなかれ。辛口が多いのですが、香りがよく飲みやすいのが特徴です。

チェコのワインは国内消費が多いので輸出量は低いのですが、それだけチェコ国内で消費されているということ。また、私が暮らしている町はワインの産地ではありませんが毎年ワインフェステイバルが開催され多くの人で賑わうくらい、ワインが身近でもあります。私個人的にはチェコのワインがとても好きで、ワイナリーに行くこともあります。
チェコのワインは日本ではまだそこまで出回っていないので、ワイン好きな人へのお土産にはぴったりの代物。スーパーではビールの棚の広さもすごいけど、ワインの棚もとても充実しています。辛口が好きという方や、辛口は苦手だから甘いワインが飲みたいという方もいらっしゃることでしょう。
ラベルに記載されている Suché(辛口)、Polosuché(中辛口)、Polosladké(中甘口)、Sladké(甘口)をチェックして好みの辛さを選んでみてくださいね。

<ベヘロフカ (BECHEROVKA)>
チェコのカルロヴィ・ヴァリ生まれの薬草酒「ベヘロフカ」
1807年にヤン・ベヘルによって作られたという伝統あるお酒です。
このベヘロフカの驚くところは、レシピを知る人はなんと世界に2人だけしかいないこと。秘密の薬草種と言われ、レシピは現在も厳重に守られています。そのため、この2人は一緒に旅行したりすることはしないんだとか。2人のどちらかが亡くなったら、生存している1人が次の後継者に受け継ぐんでしょうね。そう考えると改めてすごいお酒だなと感じます。

<スリヴォヴィツエ(SlLIVOVICE)>
チェコに限らずで中欧や東欧に同じようなお酒がありますが、スリヴォヴィツエはチェコの代表的な蒸留酒の1つで、Švestka(シュヴェストゥカ)というプラムから作られています。プラム酒と言ってもアルコール度数は40度超えも多く、とても強いお酒です。

モラヴィア地方で多く作られていますが、チェコではこの木が自宅にある家庭もあり、とても豊富に収穫できることから、私の身内は蒸留所に持ち込んでスリヴォヴィツエを作ってもらっています。
自家製の場合はアルコール度数も50度超えなどもありますが香りが非常によく美味しく飲めます。お酒好きな方はグイグイ飲んでしまうことから、ある意味では危険なお酒とも言えます。プラムから作られるものはslivoviceですが、他の果物では洋梨から作られる蒸留酒はHruškovice、アプリコットから作られるmeruňkoviceなどもあります。どれもおいしいのでおすすめです。

<メドヴィナ(medovina)>
チェコは、蜂蜜が有名ですが蜂蜜から作られるお酒メドヴィナもあります。このメドヴィナという蜂蜜酒はクリスマスマーケットの寒い時などにホットワイン同様によく飲まれており、私個人的にも大好きで、家には常備しています。

蜂蜜屋さんで売っているところもありますが、スーパーでももちろん購入できます。
ただ、ビールやワイン、ベヘロフカ、スリヴォヴィツエほど目立った位置には置かれておらず、1種類しか置いていない場合もあったりして、ひっそりと棚に並んでいることが多いので見落としてしまうかもしれません。じっくり探してみてくださいね。個人的には一押しのお酒です。

日本へのアルコール持ち込みは免税範囲が定められています。
2021年10月現時点では3本まで(760mlまで)となっています。免税範囲をオーバーする場合は追加で費用が発生することになりますので、持ち込みを検討する場合は事前に最新の情報を入手してくださいね。