チェコのパン粉
2017年03月23日
~鉛筆削りのような機械でがりがりロフリークを削る~
やっと体調が回復し始めました。今年はスギ花粉の量がチェコでも多い気がしています。前回チェコ人の主食、ロフリークを紹介しました。今日は、チェコのパン粉をご紹介します。
当日すぐに食べると柔らかくておいしいものの、すぐに固くなってしまうものや、ハムやチーズを挟んで冷蔵庫にしまっておき、翌日の朝ごはんやお昼ご飯に使えるタイプ、と同じ値段なのですがどこで売られている(作られている)のはどういった食べ方が合う、という違いがあったりします。
通常の倍サイズの巨大ロフリークを作っているところもあります。
たいていは買ったその日のうちか翌日の内に食べきらないと、2日後には固くなります。
チェコにあるスーパー、「Albert」では、この固くなったロフリークを廃棄せずに使う方法を思いつきました。それがこちらです。
袋詰めでお安くなっている、と買ってしまうと、残念、すでにカチカチで食べられません。
これはパン粉用のロフリークです。
チェコではパン粉、として売るのではなく、家庭で余ったロフリークを使ってパン粉を自分で作ります。
作り方はいたってかんたん。ラディエータ―(暖房)の上にロフリークをただ放置します。
これを鉛筆削りの巨大版みたいな機械でもって粉にします。
スイッチを入れて棘のあるローラー(オルゴールのような形です)が回りだしたら、上からロフリークを押していきます。
がりがりがりがりと音を立てながらパン粉が出来上がります。
揚げ物のパン粉として使われます。
チェコをお訪ねになられた際はぜひ一度ロフリークをお試しください。
チェコで一番安い食べ物です。空港の中のスーパー、プラハ駅の中のスーパーでも、ブルノ駅構内のパン屋さんでも買えます。2コルナくらいです。