チェコの地下鉄事情

2021年06月20日

日本でもおなじみの地下鉄。
チェコ・プラハでは地下鉄以外にもバスやトラムなどありますが、地下鉄は便利な公共交通機関の1つ。
バスやトラムも乗り方が分かれば非常に便利ですが、地下鉄は地図で見ても一目でわかりやすく、目的地が分かっていれば観光客にとっては一番利用しやすい乗り物ではないでしょうか?
今回はプラハの地下鉄事情を紹介していきます。

地下鉄のエスカレーターが速すぎる

移動手段として便利な地下鉄はプラハでもとてもよく使われる交通手段の1つです。
通常時であれば一日に150万人を運ぶとも言われているので、プラハを訪れる際には利用する人も多いことでしょう。
さて、その地下鉄ですが、地下鉄なだけに深くに潜るわけですが、そのエスカレーターの速度が超高速なんです。大袈裟かもしれないですが、速すぎるんです。
どのくらい速いかは実際に体験してみてほしいのですが、私個人的には日本のエスカレーターの2倍くらいの速さがあると思っています。今でこそだいぶ慣れましたが、初めてプラハで地下鉄に乗った日のあの衝撃は忘れられません。
こんな速いエスカレーター、小さな子供だけで乗らせるのは大丈夫?と不安になるほど。しかも手すりを掴んでも、エスカレーターの速度と手すりの速度が微妙にズレていて必死で手すりを掴んでいても手だけが先に持っていかれてしまう・・・なんてことも。プラハ在住ではない私は、プラハに行きエスカレーターに乗る時は、一瞬ではあるものの今でもこっそりと心の中で気合を入れて乗り込みます。ましてや日本からチェコに遊びに来て大きなスーツケースを持ったまま乗る場合などエレベーターを利用できればいいけれど、故障していたり修理していたり、遠すぎてどこにあるのかが分からなかったりする場合はエスカレーターを利用することになると思いますが、荷物と共に乗る場合は心の中で少し気合を入れて乗ることをおすすめします。

地下鉄が深い

先ほどは地下鉄のエスカレーターが速すぎる話をしましたが、プラハの地下鉄の深さもなかなかのものです。
プラハで一番深い地下鉄駅はA線のNáměstí Míru駅。
その深さは地下52メートルです。2021年6月現在で日本で最も深い地下鉄駅が都営地下鉄大江戸線の六本木駅で地下42メートルと言うので、六本木駅より10メートル深いことになります。そのNáměstí Míruのエスカレーターは全長100メートルあり、エスカレーターに乗っている時間は2分15秒~2分30秒なんだとか。正確に時間を計ったことはないのですが、このエスカレーターに乗るときに計ってみるのも面白いかもしれませんね。
ちなみに世界一深い地下鉄駅はウクライナのキエフにあるАрсенальна(アルセナーリナ)駅だそうで地下105メートル、地下21階に相当するんだそう。エスカレーター乗車時間はおよそ約4分で、Náměstí Míru駅ののほぼ倍近くの深さですね。さて、ではなぜこんなに深くまで掘ったのか?というとそこには歴史的な理由があります。チェコの歴史を紐解いていくと、その謎が解けていく、納得できるのですが、冷戦時代に旧ソ連、東側の国々と西側の国々に挟まれたチェコ。核戦争はいつ起きても不思議ではなかったことから、万が一を考えて地下鉄を核シェルターとして使用できるように備えたそう。収容可能な人数は30万人とも言われていますが、そのくらい現実的に脅威だったことが伺えます。少し話は変わりますが、プラハの中でも特に有名なヴァーツラフ広場にあるHotel Jalta(ホテル・ヤルタ)には現在でも地下3Fの核シェルターがあり、保存、公開をしています。
詳細はこちら: https://www.hoteljalta.com/en/fallout-shelter/

無賃乗車、打刻忘れは罰金です!

プラハ以外の街、地下鉄以外でもいえることですが、公共交通機関を利用する時は必ずチケットを購入、そして打刻をすることを忘れないように注意が必要です。

観光客にとって、チェコでは乗り物のチケットを購入することは少々難易度が高いことで知られています。地下鉄には券売機はありますが、トラムやバスなどは停留所に必ずしも券売機があるとは限りません。
乗り物に対して券売機が圧倒的に少なく、コインしか使えない古い券売機も存在します。

★新型の券売機はカード使用可能ですし、トラム内ではカードで購入できたりもしますし、券売機以外にはキオスクなどでも購入は可能です。

チケットの購入や乗車の仕方などはここでは省略しますが、日本と違ってチェコでは改札がありません。その為、無賃乗車をしようと思えばできてしまうんです。
でも、もちろん無賃乗車はダメ!
地下鉄もトラムもバスもチケットに打刻をする黄色の打刻機があるので、そこで必ず打刻が必要です。メトロやトラム、バスなどでは抜き打ちで検札がやってきます。チケットを持っていないのはもちろんダメですが、チケットを持っていても打刻していなかったら罰金、観光客でチケットの買い方がわからなかった、刻印機に気付かなかったなどの言い訳も一切通じません。その罰金、最高で1500CZK、その場で支払いをする場合は800CZKなんだとか。(1CZKは約5円程。 尚、罰金の金額については変動がある可能性有)
プラハでは30分の乗車チケットが24CZKなので、その24CZKを払わなかったために罰金最大800CZK(または1500CZK)を支払わなければならないのは、絶対に後悔すると思います。また、パスポートなどのIDなどもチェックされるので、全くいいことはありません。罰金が嫌だからチケットを用意するのではなく、乗車するのだからチケットを購入し打刻するのは当たり前のこと、という認識を持ち無賃乗車は絶対にやめましょう。
プラハでは24時間チケットや72時間チケットがあるので、旅行で訪れる場合はこれらを購入し一回目に乗車する際に打刻し、チケットをなくさずに利用するのがベターではないでしょうか。

プラハの地下鉄はA線(緑色)、B線(黄色)、C線(赤色)の3線で色分けされているので利用法がわかるようになればとても便利な乗り物です。プラハを訪れる時にはぜひ利用してみてくださいね。