スーツを着た若者を街で見かける季節です。

2017年06月15日

ブルノの市内を歩いていますと、スーツ姿の青年や、ドレスをまとった若い女性たちを見かけます。

彼らは大学生です。すでに終わっている学生もいますが、現在期末試験期間に入っています。学部や学科、試験科目によってもちろん変わりますが、このフォーマルな服装の青年たちが受けるのは口頭試験です。
これも科目や先生による形ですが、先生がランダムに「○○について」と言われ、それについて知っていることをOKが出るまで話し続けます。くじみたいなものを引いて、やはり「○○について」とあり、それについて説明を続ける、という形です。
そして無事試験を乗り越えれば秋のセメスターが始まるまで夏休み、仮に残した科目があれば秋にも試験期間が設けられています。

そしてちょうどこの時期に行われるのがトラムの線路工事です。
学生がいなくなるこの時期に毎年工事が行われています。

毎年この時期は、旅行者は大変だな、と思います。
トラムの路線が変更され、説明がチェコ語しかないので、この時期はガイドブックの情報だけに頼れなくなります。ブルノではセンターまで歩いてすぐですし、本数的にも何とかなるのですが、プラハを訪ねた観光客はたいへんです。
ブルノですと、6番に加えてP6という臨時の路線が出たりします。
目的地の停車駅名と路線を確認の上ご乗車になってください。

学生のみなさんの試験結果がよいものでありますように。