チェコに住み始めて気づいた日本との違い by なっちゃん

2020年12月09日

こんにちは!
もうすぐクリスマスですね♩
チェコもいよいよクリスマスらしい雰囲気になってきました。
日本のクリスマスがちょっと恋しいですね(;o;)✩
さて今回は、ここチェコ共和国と遠く離れた極東日本との違いや、住み始めて感じたことについてお話ししていきたいと思います!

チェコに住み始めて気づいた日本との違い

ライフスタイルとパーソナルスペース

日本ではお友達とのお出かけは外で、ちょっとランチやディナーをするのもレストランに行くのが主流ですよね。なんとなく、家の中ってプライベート空間って感じで、そんなに親しくない人は招き入れたくないというか。

チェコに限ったことではないんですが、人を家へ招き入れることへの抵抗が日本よりもずっと少ないように思います。ちなみに、日本人と欧米人のパーソナルスペースにかなり違いがあるようです。

パーソナルスペースとは、個人の縄張り意識のようなもので他人が入り込むと不快に感じる距離のこと。日本人の方が「それ以上は近づかないで!」の距離が欧米の方よりもある、ということですね。これも家に人を招き入れることへの抵抗も関連していると私個人では思います。
日本も、ひと昔前は人を家に招き入れてちょっとお茶でも...なんていうのが普通だった時代があったと思います。時代とともに経済が発展し日本も裕福になり、「自分たちのことは自分たちだけで」のようなライフスタイルに、古き良き文化が薄れつつあるような気がします。
便利ではなかったからこそあった昔の日本ならではの良さをもう少し取り戻せないのかなぁ、と個人的に思ったりしています。

仕事のお昼休憩にビール!

チェコに来てから、ロックダウン中で学校もなければ仕事もなく、金なし暇有り有りすぎて私の仲良しチェコ人のお友達のオフィスによく遊びに行っているのですが(彼以外みなさん在宅されているのでオフィスには彼だけです。そしてまずオフィスに部外者が遊びに行くのも日本ではあり得ないことですね(笑))

オフィスの棚に、たくさんのビールの空き缶が並んでいるんです...。
「なんでこんなところにこんなにビールの空き缶あるの?」と尋ねたら
「僕の同僚は、上司がいない時にビールを飲みながら仕事をするのが好きだから♩」だそうです。
日本ではあり得ないですよね。
ちなみに私がまだ日本にいた時、よく仕事の日のランチを外でしている写真を送ってくれていたのですがそういえば彼の同僚らしき人がピザを目の前にビールジョッキに笑顔でポーズしている写真が時々送られてきていましたね。あれだ...あの人だ...(笑)ちなみにチェコのランチタイムは1時間半〜2時間と、1時間しかランチタイムのない日本よりもかなり長め。1時間どころかお手洗いに行って午後から始める仕事の準備もあるから...上司より遅れて戻るわけいかないから...なんてことで45分くらいしか日本人はランチタイムはないと自負しております。

さすが縦社会の国、人情の国!厳しい国!ニッポン!ですね...でも、ルールをきっちり守るという日本人の国民性は他の国にはあまりないことなので私はそんな日本も大好きです(*^^*)

便器のフタがヘビー級

ホテルの滞在していた時も、今住んでいるアパートも、お友達の家もそうなんですが...とにかく便器の蓋が重い!!!

さすがに陶器ではないみたいなんですが、とにかく重いんです。そして蓋にかなり厚みもあります。日本みたいに、さて用を足し終わって、スッと便器の蓋をおろしかけて途中でめんどくさくて手なんか離しちゃったら「バァァァン!!!」と大きな音が。。
蓋が割れたかと思いました。

日本の便器の蓋って、基本的にたぶん軽いプラスチックとかだと思うんです。だからたぶん閉める時に割れてしまうことってあんまりないと思うんですが、こちらのは割れることも全然あると思います!あんなに便器の蓋を重くすることに何か理由があるんでしょうか。
なにか蓋の中に大事なものでも入っているみたいに...。(笑)
ちなみに私のチェコ人の友人のお家の便器の蓋は木製です。とっても重い木製の蓋です。そして便器のサイズも日本より大きいです!

ちゃんと座ったらそのまま便器の中にお尻がINするかも!?!?と一瞬思って焦ったくらいちょっと大きめにできています。便座の高さも日本より高めで、身長152cmとチビな私はちゃんと便器に座ると足がつかない便器が多いです。チェコ人は背も高ければ脚も長いので当然ですね!

洗濯事情が複雑

まず、洗濯機も日本の仕様とだいぶ異なるので操作の仕方も最初はかなり大変です。

私はワケがわからないのでとりあえず普通に洗濯する方法と、そのあと脱水する方法だけルームメイトに聞いてあとはまだノータッチです。それよりも面倒くさいのが洗剤です。これもチェコだけに限ったことではないのですが、洗濯物の色によって洗剤と洗濯のモードが違うんです!!
日本に30年住んできた私には、一体それは色別に洗濯機様がどんな操作をしてくださってるんですか?洗剤に何入ってんですか?って感じなんですが...とりあえず黒い洗濯物、カラーの洗濯物、白い洗濯物で洗剤もモードも違います。

日本だと柔軟剤入り洗剤一本でまかなえるのに、3本以上洗剤が必要なんて...ちなみに、「別に全部同じ洗剤で大丈夫でしょ♩」と思って黒いジーンズをなんかよくわからないですがある洗剤で洗ったところ、微妙なホワイトブラックジーンズになってしまいました。違う洗剤を追加して買った方が良いようですね。(笑)

もっと高性能な洗濯機だともっと色々なモードがあると予想しますが...チェコ生活での初心者を卒業するためにも、一刻も早く洗濯機の使い方と洗剤選びもマスターしたいですね!

チェコと日本の共通点

最後に、そんなチェコと日本でも共通する点もいくつか発見したので、いくつかご紹介させていただきたいと思います。

英語の普及具合

現在、英語が世界で最も普浸透している共通言語となっていますが日本同様、チェコでも英語はほとんど通じません。

若い方の英語は日本よりも結構浸透していると思いますが、45〜50際以上の方たちですと全く英語が話せない方がほとんどかと思います。
チェコの中心地プラハでその状況なので、首都から少しでも違った場所になると若い人たちにでさえ英語が通じないことが多いかもしれません。スーパーでちょっとお買い物するときでさえ、スーパーの入り口に入る時から、私にとっては毎回「不思議の国への扉を叩く瞬間」といった感じです。何かのドラマか映画で、そこは鏡の中の世界で全てがひっくり返し...なんだこりゃの世界。私には、チェコのスーパーマーケットはそんな風に映っています。(笑)お店の方に英語で質問しても、返ってくる言葉はチェコ語。

気にしないでくださる方はこの不思議ワールドコントを一緒にやってくれますが、英語で話しかける私に嫌な顔をする人も普通にいます。

「強く!強く生きろ!!!」と毎日自分をプッシュしています!!(笑)
日本も良い国だと思いますが、外国人には住んで暮らしていくことが難しい国。
チェコも同様ですね。ただ、日本にはチェコの企業って多分ほとんんどないですがチェコには日本の企業はたくさんあります。なので仕事を見つけることはチェコ人が日本で仕事を探すことよりは難しくないです。

そういう日本のこの世界での立ち位置というか、そんな日本という国を作り上げてくださった昔の日本の方々に、感謝しなくてはいけないです。

靴は玄関で脱ぐ

欧米では、室内履きと外履きを別にしない国もたくさんありますが、チェコでは日本同様きちんと分けている家庭がほとんどのようです。

私の仲良しのチェコ人友人の家ではきちんと玄関のスペースが広くあって、靴はそこで脱いで、スリッパに履き替えて家に入る。日本と同じですね。私の住んでいるアパートのチェコ人のルームメイトもきちんと分けています。

こういうところに親近感を覚えますし、室内が清潔に保たれることは日本人には嬉しいですね!