チェコの絵本①『いちばんみじかいものがたり』
2017年02月11日
10のお話が収められています。ひとつひとつのお話に名前がありません。
なんという名前のお話にしましょうか。
また、一つ一つのお話の続きを、どう綴ろうかと考えると、わくわくしてきます。
いっぴきのシェパードがいました。かれには大きなひつじのむれがいました。
シェパードはひつじたちに川をわたらせねばなりません。そこにはとてもせまいはしがありました。とてもとてもせまいはしなので、ひつじはいっぴきいっぴきわたらなくてはなりません。
ひつじがみんな川をぶじわたりおえるまでおまちいただかなくてはなりません。
それからつづきをおはなしします。 (おしまい)
かりうどがいました。かれにはいっぴきのいぬがいました。
そのいぬにはもりをぬけるほどのながいながいしっぽがありました。
ながいながいしっぽにはおわりがありません。
このおはなしを、おわりからはじめなければなりません。
かりうどがいました。かれにはいっぴきのいぬがいました・・・
(おしまい)