チェコでアパートに住む際に気をつけること。

2017年02月02日

朝のトラムの中で手袋をどなたかが忘れられて行かれました。

なかなか珍しい忘れ方です
なかなか珍しい忘れ方です

学生としてチェコに来て、寮を出てアパートで暮らし始める場合、また、チェコで働きながら暮らそうと考えている方、そういう方がお知り合いにいる方のお役に立てばと思いこの記事を書いています。

先週末、友人の引っ越しのお手伝いをしてきました。

1月に引っ越しすることになり、3週間後には引っ越し先を見つけて移る、という急な展開でした。引っ越しの理由は、大家さんから、「もっと長い期間借りてくれる保証のある人に貸したいから出て行ってほしい」というものでした。

引っ越しは大変です
引っ越しは大変です

これは日本に留学したチェコ人学生や日本にいるチェコ人から、彼らが日本で部屋を探すのも大変だったと聞かされてもいるので、お互い様のような側面もあるのですが、チェコでもやはり外国人に部屋を貸してくれる大家さんを見つけるのが大変です。そしてそれよりも辛いのが、やっと見つかったと思ったら追い出される、これが起こりうることです。外国人に限らずチェコ人に対しても起こります。知り合いのチェコ人学生も追い出されたことがあります。騒いだから、というのではなく、もっといい借主(長期で借りる目途が立つ借主)が見つかったから、というのが理由です。

日本企業の駐在で来られている方に起こることはまずないですし、チェコ人のパートナーがいる方の場合も、仮に起きても対応してもらえるし助けてももらえるでしょう。

ですので主に学生さんで寮を出てアパートを探す場合や、チェコで単身で働かれている方が対象になるかと思います。

チェコの学生寮は、一つの部屋を二人の学生が相部屋になることが多く(空き部屋の状況で一人部屋になることもありますし、どちらか一人が出て行って一人部屋状態になることもあります。2年目からは一人部屋を選べることもあります。)、途中でアパートに移って集中して学業に臨んだり、気楽に過ごしたいということも出てくるかと思います。ところが、試験期間などに追い出されるようなことがあると、手続きや部屋探し、引っ越しなどで多くの時間と労力とお金を使ってしまうことになります。

学生さんの場合は、そうなったら寮に戻れないかすぐに交渉しつつ、友人やお知り合いを通じて移れるところがないかを探すのがよいでしょう。また、常に他に移れるところがないか探しておくことも大切になってきます。